2020.1.28
埼玉県坂戸市現場から
今回の現場は2階バルコニーから雨漏りがしているので
塗装工事と一緒に雨漏り修繕工事も行いました。
バルコニー床も乗るとペコペコなほど下地の木材が腐っている様子でした。
まずは既存防水を撤去して、腐っている木材の撤去⇒撤去した部分を新しく直します。
下地を直したら次は防水をします。今回行う防水はFRP防水です。
FRP防水とは
FRP防水(エフアールピーぼうすい)は、液状の不飽和ポリエステル樹脂に硬化剤を加えて混合し、この混合物をガラス繊維などの補強材と組み合わせて一体にした塗膜防水工法です。出来上がった防水層は継ぎ目のないシームレスな構造となります。
FRP防水は、強度が大きく耐久性に優れたFRP(繊維強化プラスチック)を防水分野に応用した工法で、軽量かつ強靭で耐水性・耐食性・耐候性に優れていることが特長であります。
特に、軽量かつ強靭であるという特長から、屋上の防水として適用した場合、防水層の上にトップコート仕上げを行う露出仕様でも人の歩行が可能となります。通常、屋上を人の歩行用に供する場合は防水層の上にコンクリート層を設けたり、あるいはタイルのようなもので仕上げる必要がありますがFRP防水の場合は、そのような保護層は不要となります。
FRP防水は、木造住宅バルコニーなどの防水として多く採用されていますが、これは上記のような歩行可能であるということと、樹脂(ポリエステル樹脂)の硬化速度が速いという施工面での特長が生かされているためであります。
ただ、FRP防水の施工中(樹脂が硬化するまでの間)は、ポリエステル樹脂に含まれるスチレンが揮散して、臭気が周囲に広がる可能性があります。スチレンは都市ガスにも似た一種独特の臭気を持っているため、施工時には臭気対策を行っておくことが必要であります。
近年では、FRPの高強度という利点を応用して、屋上緑化や屋上菜園の防水層としても採用が増えています。
その他の防水としては、アスファルト防水、シート防水、ウレタン防水、セメント系防水、浸透性防水、金属防水などがあります。
今回の雨漏りの一番の原因は、防水の立ち上がりの不具合でした。(防水と外壁の境目に隙間が有りそこから雨水が侵入していました)
なので外壁を剥がしてから防水を立ち上げ、防水層がきちんと外壁の内側になるよう施工しました。
さらに念のためにあと付けで水切りも取り付けました。
これで安心です。
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