2018.10.29
外壁塗料にグレードの違いはあるの?ラジカル塗料のあれこれ教えます
ラジカル塗料は、2015年に発売された新しい塗料であり、今までの塗料にはない大きな特徴を持っている塗料です。
今までの外壁塗装のグレードといえば、アクリル、ウレタン,シリコン、フッ素等の機能性塗料の4つのグレードに分かれていました。
この4つの他に新たに誕生したのが、ラジカル塗料です。
従来では実現できなかった性能と、コストパフォーマンスを兼ね備えた優れた塗料として注目されています。
ここでは、ラジカル塗料とそのグレードの違いについて解説していきます。
ラジカル塗料とは
そもそもラジカルとは何でしょうか?
ラジカルは、塗料に含まれている酸化チタンに紫外線が当たることで発生し、塗膜の劣化の原因となってしまう成分です。
劣化の症状の一つにチョーキングがありますが、このラジカルの発生により起こります。
ラジカル塗料は、ラジカルの発生を徹底的に抑えた塗料です。
ラジカル制御型酸化チタンがラジカルの発生を抑え、さらに光安定剤を使用することで発生したラジカルの進行を緩やかにしているため、塗料の耐候性が大幅に上昇しています。
このように劣化が起こりにくく、進行しにくい塗料がラジカル塗料であると言えます。
ラジカル塗料の種類
ラジカル塗料にはどのような種類があるのでしょうか?
大手企業のラジカル塗料の特徴について解説していきます。
*エスケー化研:エスケープレミアムシリコン
紫外線、酸素、水による塗膜の劣化をトリプルガード効果で防ぎます。
*日本ペイント:パーフェクトトップ
吹付け、ローラー、はけのどれでも塗りやすい高作業性を実現しました。
*関西ペイント:アレスダイナミックTOP
樹脂性能を最大限に引き出すラジカル制御技術を採用しました。
また、超低汚染性によりカビや藻が付着しにくくなります。
*菊水化学工業:キクスイロイヤルシリコン
菊水独自のトリプルブロックシステムによる抜群の耐候性で建物を守ります。
最後に
以上ラジカル塗料について解説致しました。
ラジカル塗料とは何かお分りいただけましたでしょうか?
株式会社鯉渕塗装工業では、このラジカル塗料のみならず、他にも様々な塗料を取り扱っております。
また、お客様からの塗装に関する疑問やお悩みにもお答えしておりますので、是非お気軽にご相談ください。