埼玉県上尾市現場から


今回の現場はベランダの防水がFRP防水のため、

劣化も見られるので塗装工事と一緒に防水工事も行いました。

FRP防水とは

FRPは繊維強化プラスチック(Fiberglass Reinforced Plastics)の略称で、ガラス繊維などの強化材(補強材)で補強されたプラスチック、という意味です。FRPは数々の優れた特性を持っており、例えば強度・耐水性・成型性が優れていることから、船舶、水槽、バスタブ、波板、自動車、屋根材等として広く使用されています。
FRP防水は、上記のような優れたFRPの特性を防水分野に応用したもので、防水層は軽量かつ強靭、耐熱性・耐食性・耐候性などに優れているという特長があります。
FRP防水は、液状の不飽和ポリエステル樹脂に硬化剤を加えて混合し、この混合物をガラス繊維などの補強材と組み合わせて一体にした塗膜防水です。従って出来上がった防水層は、継ぎ目のないシームレスな層となり、優れた防水性能を発揮します。
また、塗膜の硬化速度が速いため、何層も塗り重ねる仕様でも1日で施工を完了させることが可能です。

 

最初に防水面の清掃をしアセトンで拭きます。

その後接着を良くするためのプライマーを塗ります。

プライマーとは

プライマーとはprimary(最初の)に由来する用語で、要するに「最初に塗る塗料」という意味です。

「最初に塗る」ということは、「下地に接触する」ということであり、かつ「次に塗る塗料と接触する」ということなので、それを利用して技術上の細工を施す事ができます。つまりそこに、「何がしかの特別な機能」を持たせる事ができるので、大抵そうしてあります。

例えば「下地との接着力を特別に良くした塗布剤」は、接着プライマーと称されます。(これによって全体の接着力を向上させられます。)素地に直接塗付する塗料のことを指し、塗膜の附着性をよくするものです。

防錆顔料等を混ぜ込んで、下地の腐蝕反応を抑制する働きを持たせた塗布剤は「防錆プライマー」といいます。これが下地金属と接触することによって、全体としての防錆力が増します。(鋼材の塗装で一般的にプライマーと言われているのはこのタイプです。)朱色の鉛丹を防錆顔料として使った物が古くからの標準製品であり、「アカサビ」赤色の錆止め塗料とも通称されています。

その他導電性プライマー、絶縁プライマー、弾性プライマー、粘着プライマー、浸透性プライマー、等々色々な機能のプライマーが在ります。

「プライマー二回塗り」などという表現は、元の意味からすればおかしいですが、これは「プライマーに使う材料」を二回塗ったという意味です。上塗り二回という表現もまた同じです。

プライマーといえば、特殊樹脂工事等の関係の下塗り材(ウレタン・エポキシ・シート・FRP・エマルジョンなど)をそう呼ぶことが多いです。

一方、シーラーはseal(塞ぐ)に由来する用語で、密着性向上と吸い込み止めのため,表面に膜を作るというよりは、素地に吸い込ませるタイプのものを指す塗料のことをいいます。主にモルタルなどの下地塗料に使われいます。

シーラーは粘度の薄いもの(水に近い)が大半で、プライマーは粘度のやや濃いものが多く、弾性を有する商品があったり、ある意味高級というイメージがあります。けれどシーラーも浸透性や特殊効果(ヤニ止め等)を有する商品があるので、用途で使い分けるだけです。また、主にシーラーといえば、塗装工事専用の下塗り材というイメージです。

 

次に防水層を作ります(これがFRPです)

白い繊維状のガラスマットを敷いて、ポリエステルの樹脂でなじませます。

ポリエステルの樹脂でなじむと透明になります。(写真奥から施工しているので奥は透明になっていますね)

ガラスマットの幅は1メートルなので、この作業を繰り返していきます。

次に、このまま上塗りを塗るとガラスマットの繊維状の模様が残るので

ポリエステル樹脂のみを塗る(中塗り)をします。(ガラスマットは敷きません)

次に仕上げの上塗りをします。

最後に排水溝にゴミが入らないようにするストレーナーを取り付けて完了です。

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