2020.5.26
埼玉県白岡市現場から
今回の白岡市現場は、数回塗装がされています。
かなり雑な工事のため、高圧洗浄時に塗装が剥がれてしまいました。
特にひどいのは屋根です。
今回の現場の屋根はスレート屋根です。
スレート屋根とは
スレートは粘板岩を薄い板状に加工した建築材で、屋根材や外壁材として使用されています。粘板岩を素材としたものは「天然スレート」と呼ばれ、青黒色で独特な模様を成しているのが特徴です。
自然の風合いを生かした高級感のある素材ですが、価格が高いため日本ではあまり普及していません。スレートには天然スレートの他にも「化粧スレート」があります。どのような特徴があるのか見てみましょう。化粧スレートはセメントに繊維素材を混ぜて薄い板状に加工したものです。「カラーベスト」や「コロニアル」などの商品名で呼ばれることもある、現在もっとも普及している屋根材です。化粧スレートはカラーバリエーションが豊富なため、外壁塗装の色に合わせやすいのが特徴です。屋根は住宅の外観を決める大事な部分ですから、イメージに合った色を選べることは大きなポイントになります。
また、平板・波型といった種類があり、デザイン性が高いのも特徴です。
スレートには、他にも以下のようなメリットがあります。
重量が軽いため、耐震性が高い
価格が安い
施工できる業者が多い
化粧スレートは厚さ5~6mmと薄く重量が軽いので、住宅への負担が少なく耐震性に優れています。和風の木造住宅でも、屋根を軽量化するためにスレート屋根が使われることが多くあります。また、他の屋根瓦と比べると価格が安いため、初期費用が抑えられます。さらに、屋根材としての普及率が高いことから、施工できる業者が多いのもメリットです。
一方、スレートには以下のようなデメリットもあります。
割れやすい
コケやカビが発生しやすい
耐久性・防水性が低い
塗装メンテナンスが必要
スレートの耐用年数は15~20年程度になり、他の屋根材と比べて耐久性が低いのがデメリットです。防水性も低く、ひび割れや反りなどの劣化が起こりやすいので、表面を保護するための定期的な塗り替えが必要になります。
今回はスレート屋根も塗装しますので、高圧洗浄をします。
洗浄前
今回の現場の屋根は何度か塗装がされていました。
しかし前回の施工が良くないために、高圧洗浄の時に前回塗った塗料が剥がれてしまいました。
高圧洗浄中
剥がれかかっている塗膜の上から塗装してもすぐに剥がれてしまうので、しっかり落とします。
洗浄完了
ここまで剥がれる原因は、前回施工時の洗浄不足と下塗りの施工不良と思われます。
下塗りの施工不良とは
スレート屋根の塗装をする時に、初めにシーラー(下塗り)を塗ります。
基本シーラー(下塗り)は1回塗りですが、スレートの劣化が著しい時などは
1回塗ってもスレート屋根に塗料が吸い込んでしまいます。この塗料の吸い込みがある程度なくなるまで
シーラー(下塗り)で塗り固めなければ写真のように剥がれてしまいます。
劣化が著しい場合はシーラー(下塗り)は2~3回塗る必要が有りますが
多くの業者さんは写真のような施工をしてしまいます。
見積では下塗りは大体1回塗りになっていると思うので
(手抜き工事ではない!!)と言われればそうなのかもしれませんが
このような工事は酷いですね。
株式会社鯉渕塗装工業では劣化の著しい場合は、下塗りを2回でも3回でも塗ります。
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