埼玉県坂戸市屋根、外壁塗装


今日は屋根上塗りと、外壁の下塗りをしました。

外壁下塗り塗装中

外壁下塗り完了

前回までに屋根の中塗りまで完成しているので、上塗りをします。

中塗り完了

上塗り塗装中

よくある手抜き塗装の仕方を説明します。

通常は下塗り、中塗り、上塗りの3回塗りで、中塗りと上塗りは同じ色の塗料で塗装します。

 

中塗りは時間をかけ丁寧に塗装し、上塗りはサッと塗ります。

分かりやすく言うと、中塗りは1日かけて塗装し使用した塗料は2缶だとします。

でも上塗りは半日で塗り終わり,使用した塗料は1缶。

 

中塗りと上塗りを同じ色で塗装すると言うことは、このような塗装が成り立つということです。

3回塗りと言えば3回塗りですけど

 

このような塗装をすると、塗膜に厚みが出せなく本来の塗料の性能が発揮されません。

当社ではすべての塗装工程で色を変えて塗装し、その施工写真を提出いたします。

最近、(インターネットで(中塗りと上塗りで色を変えて塗る業者は手抜きです)というページを見たけど本当ですか?)

というお問い合わせがあり、そのページを見ましたのでご説明いたします。

 内容は以下の通りです。一つずつお答えします。

 

色変えをすることで、中塗りと上塗りの付着が悪くなることがあり、耐久性が悪くなります。また、色変えのために中塗りに使う塗料に顔料を混ぜて色を作ったりすると、塗料が持つ本来の性能が落ちるので、耐久性が悪くなります。

 

殆どの塗料は、赤、黄、黒、青、白色の原色が有ります。それを調合して中塗り色を作るので、塗料メーカーさんから出荷される塗料と品質、性能は変わりません。ただし顔料(着色専用の塗料というものがあり、それ単体では塗装できません)を使用して作られた塗料は、若干耐久性は落ちます。当社では顔料による調合は行っておりません。

 

チョーキング現象などの劣化が始まってくると、表面の塗料が落ちて中の色が出てくることがあります。

同じ色で塗装していれば、中の色が出てきても目立つことはありませんが、色変えしているとムラになってしまいます。

 

厳密に言うと上塗りがチョーキングして無くなれば、中塗りの色が出てきます。しかし、色を変えるといっても上塗りの色よりワントーン薄く(色により濃くする場合もあります)する程度なのでムラが目立つということはございません。

それよりも上塗りがチョーキングして無なり、中塗りの色が出てくるということは相当な年月が経過して、塗り替え時期のタイミングがとっくに過ぎているということです。ムラを気にする前に耐久性を気にされたほうが良いと思います。(気にするほどのムラにはならないと思いますが)

 

 

 

通常中塗りと上塗りは同じものを塗装するためロスが少ないですが、中塗りと上塗りを別の色にする場合、それぞれ色を注文する必要があるので、材料代+廃棄代が別途必要になります。

例えば中塗り上塗りと同じ色で2回塗るのに材料5缶必要するとします。中塗り上塗り単純に2.5缶づつです。

これを中塗り上塗りを違う色で塗装する場合2.5缶とは注文できませんので、中塗り材3缶、上塗り材3缶必要になり、合計6缶の発注となります。同じ色で塗れば5缶。色を変えれば6缶必要。

 

当社では中塗りは、上塗り塗料に白色を調合して少し薄い色(少し濃くする場合は黒などを調合します)を作り、それを中塗り塗料とします。上塗り色1キロに対して白色を100グラム混ぜるといった感じです。通常塗料は小分けして使用しますので、その都度調合して作ります。なので色を変えても変えなくても塗料のロスは殆ど変わりません。

 

などといった(耐久性が落ちる)(剥がれやすくなる)(余計なコストがかかる)(美観が悪くなる)という内容でした。

このようなことは御座いません。

(色を変えて塗装する業者は危険です)と言う業者は、今説明したような粗悪な塗装をする可能性がかなり高いので気をつけてください。

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