2020.12.1
埼玉県上尾市屋根塗装
屋根の塗装をしました。
塗装する屋根材はスレート屋根です。
スレート屋根とは
スレートは粘板岩を薄い板状に加工した建築材で、屋根材や外壁材として使用されています。粘板岩を素材としたものは「天然スレート」と呼ばれ、青黒色で独特な模様を成しているのが特徴です。
自然の風合いを生かした高級感のある素材ですが、価格が高いため日本ではあまり普及していません。スレートには天然スレートの他にも「化粧スレート」があります。どのような特徴があるのか見てみましょう。
化粧スレートはセメントに繊維素材を混ぜて薄い板状に加工したものです。「カラーベスト」や「コロニアル」などの商品名で呼ばれることもある、現在もっとも普及している屋根材です。化粧スレートはカラーバリエーションが豊富なため、外壁塗装の色に合わせやすいのが特徴です。屋根は住宅の外観を決める大事な部分ですから、イメージに合った色を選べることは大きなポイントになります。
また、平板・波型といった種類があり、デザイン性が高いのも特徴です。スレートには、他にも以下のようなメリットがあります。
重量が軽いため、耐震性が高い価格が安い施工できる業者が多い
化粧スレートは厚さ5~6mmと薄く重量が軽いので、住宅への負担が少なく耐震性に優れています。和風の木造住宅でも、屋根を軽量化するためにスレート屋根が使われることが多くあります。また、他の屋根瓦と比べると価格が安いため、初期費用が抑えられます。さらに、屋根材としての普及率が高いことから、施工できる業者が多いのもメリットです。
一方、スレートには以下のようなデメリットもあります。
割れやすい
コケやカビが発生しやすい
耐久性・防水性が低い
塗装メンテナンスが必要
スレートの耐用年数は15~20年程度になり、他の屋根材と比べて耐久性が低いのがデメリットです。防水性も低く、ひび割れや反りなどの劣化が起こりやすいので、表面を保護するための定期的な塗り替えが必要になります。
板金継ぎ目シーリング
下塗り(シーラー)塗装中
下塗り完了
タスペーサー取り付け
タスペーサーとは
新築時には、屋根材上下かさなり部に隙間があり、雨水の排出、屋根材裏面の通気がある程度できるようになっています。
新築から8年~10年後くらいに、 経年劣化を防ぐために塗装改修することが多いですが、
その場合において、塗料で屋根材上下かさなり部を密着させてしまうこと があり 、 屋根材の
縦突合せ目地部から浸入した雨水が排出できなくなり、屋根材裏面に水分が溜まってしまう。
また、屋根材上下水平方向かさなり部からの毛細管現象も発生させてしまう事があります。
きちんとした縁切り作業がおこなわれていないと、 屋根野地板の腐朽や雨漏りの原因を引き起こす 事 が あり ます 。
タスペーサーは、屋根塗装(塗替え)時の縁切り作業をより適切に行なえる部材です。
従来の工法での作業時間も大幅短縮。(初めての塗り替えの場合、100㎡の屋根なら約2時間で終了)
何よりも、屋根の塗替えを行う時は、タスペーサーを使えば、適切な作業で長期的に下地への通気性を確保できます。
中塗り塗装中
今日は中塗りまでです。
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