2018.10.21
木材の外壁の劣化にお悩みの方へ|おすすめの木材保護塗料をご紹介
木材の劣化の原因は、大きく分けて2つあります。
1つは、吸水です。
木材が水分を吸収してしまうと形が変化してしまったり、カビや藻が繁殖してしまいます。
もう1つが、太陽光にさらされることです。
紫外線により、木の中の成分が分解されることで劣化が起こります。
このような事態を防ぐために、木造建築では正しい塗装を行いたいですよね。
今回は、木造の外壁の劣化を軽減する木材保護塗料の紹介をしていきます。
ウッドエイドライト
ウッドエイドライトは、日本マテリエイド株式会社が信越化学工業の協力のもと、開発に成功した撥水性木材用保護材です。
このウッドエイドライトの主成分は、哺乳瓶の先端やコンタクトレンズに使われているほど柔らかく、安全性もある素材のシリコーンゴムです。
*特徴1:高い耐候性と撥水性
従来の撥水材は、水分は寄せ付けないものの、木材の膨張や収縮によってひび割れが生じてしまうという欠点を持っていました。
その要因は、撥水材に弾性がない点でした。
木材の表面にせっかく被膜を作っても、膨張や収縮に対応できなかったのです。
しかし、主成分であるシリコーンゴムが作る被膜は弾性に優れており、木材の膨張や収縮にある程度追従できるので、被膜の割れや剥がれが緩和されます。
*特徴2:無色透明
木材そのものが持つ色合いや雰囲気はそのままに、耐候性を高められます。
さらに、通気性にも優れており、木材がしっかりと呼吸できる状態を保てます。
素材の良さをそのまま生かしつつも、活きいきとした状態を保てる木材保護塗料だと言えるでしょう。
キシラデコール
もう一つ、今度は木材専用の防腐剤であるキシラデコールを紹介します。
このキシラデコール、先ほどご紹介したウッドエイドライトのように塗って被膜を作るタイプではなく、素材に吸収させるタイプとなっております。
木材の内部に浸透し、内部から防腐、防虫、防カビ効果を発揮します。
*特徴1:高い耐候性
日光や風雨にさらされても色が変わりにくく、効果が長持ちします。
*特徴2:塗り替えが簡単
被膜を作るタイプではないので、塗ろうと思ったら上から塗り直すだけで終わりです。
こまめな塗装に向いており、メンテナンスのしやすさに優れています。
最後に
以上、木材の劣化を防止するのに役立つ木材保護塗料をご紹介しました。
ご紹介したこれら以外にも優れた木材保護塗料はございます。
より多くの種類を知りたいという方は、お気軽に鯉渕塗装工業までご連絡くださいませ。