東松山市でベランダFRP防水の上塗りの塗り替えを致しました。

東松山市でベランダFRP防水の上塗りの塗り替えを致しました。

FRP防水のトップコートを塗り替える必要性

FRP(繊維強化プラスチック)防水は、その耐久性や軽量性から、さまざまな建物や施設で広く使用されています。しかし、FRP防水の性能を維持するためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。その中でも特に重要なのが、トップコートの塗り替えです。今回は、FRP防水のトップコートを塗り替える必要性について解説します。

トップコートの役割

FRP防水システムは、主に以下の3つの層から成り立っています。

FRP層  防水性能を担う部分

トップコート  外部からの影響を受けにくくするための保護層

下地層  基盤となる層

トップコートは、FRP層を直接保護する重要な役割を果たしています。紫外線や雨水、温度変化などの外的要因からFRP層を守り、耐久性を高めるために必要不可欠です。

トップコートの劣化

時間が経つにつれて、トップコートは紫外線や酸性雨、温度変化などにより劣化します。劣化が進むと、以下のような問題が発生します。

ひび割れ  トップコートがひび割れることで、水分がFRP層に侵入しやすくなります。

剥離  トップコートが剥がれることで、FRP層がさらなる劣化を受ける可能性があります。

色あせ  外観が損なわれ、建物全体の美観が悪化します。

これらの問題が発生すると、最終的にはFRP防水層自体の劣化を招き、大規模な修理や交換が必要になることもあります。

定期的な塗り替えの重要性

トップコートの塗り替えは、FRP防水システムの持続的な性能を保証するために不可欠です。以下の理由から、定期的な塗り替えが重要です。

防水性能の維持

トップコートが劣化すると、防水性能が低下します。定期的に塗り替えることで、常に高い防水性能を維持することができます。

経済的なメリット

初期投資としては塗り替えにコストがかかりますが、長期的に見ると大規模な修理を避けることができるため、結果的に経済的です。

美観の保持

新しいトップコートを施すことで、建物の外観を美しく保つことができます。特に商業施設や公共施設では、外観が重要な要素となります。

どのくらいの頻度で塗り替えるべきか

一般的には、トップコートの塗り替えは5年から10年ごとに行うことが推奨されています。ただし、地域の気候や建物の使用状況によって変わるため、定期的な点検が重要です。

まとめ

FRP防水のトップコートを塗り替えることは、防水性能を維持し、建物の寿命を延ばすために欠かせません。定期的なメンテナンスを行うことで、大規模な修理を避け、経済的な負担を軽減することができます。建物の保護と美観を保つためにも、トップコートの塗り替えを忘れずに行いましょう。

今回使用した塗料はアイカ工業のFRP改修用上塗り塗料JA-280 です。

まずは塗料の密着を好くするために目荒しをします

次にアセトンで清掃します

FRPの表面にあるワックスの油膜成分をアセトンで拭きとります。

しっかり取らないと、その後塗装する塗料が剥がれやすくなってしまうので、重要な作業です。

上塗り塗装中

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