屋根塗装の色あせの原因とは?屋根塗装の色を決めるポイントをご紹介します!


色あせは、衣食住に関するものであれば、お部屋のカーテンや衣服、車などの耐久消費財に対して発生します。
当時は、きれいで鮮やかな色だったのに、時が経った今では、色あせて見た目が良くないというものも多いでしょう。
それは、住宅も同じなので、今回は、屋根塗装の色あせを放っておくとどうなるのか、屋根塗装の塗料の色の選び方をご紹介します。

□屋根塗装の色あせを放っておくとどうなる?

色あせした状態で放っておくと、劣化症状が現れます。

そもそも、色あせとは、前よりも色が薄くなっている、色が褪めてしまった状態のことを指します。
色あせすると、外観が古く見えるだけではなく、塗膜の防水性が低下するのですが、具体的には、どのような危険性が挙げられるのでしょうか。

まず、放置しておくと、雨漏りが発生します。
塗膜には、住宅の水の侵入を防ぐ役割があるのですが、塗膜の防水性が低下していると、住宅内に水が侵入してくる可能性があります。
特に、屋根は、直接雨を受けるため、水が侵入しやすい状況下にあると、容易に雨漏りが発生してしまいます。
雨漏りが発生すると、屋根塗装だけではなく、さまざまな場所の補修が必要になるため、費用がかかります。

次に、破損しやすくなります。
屋根塗装を行わずに、色あせした状態で放置すると、紫外線や雨で屋根材が劣化してしまい、強風によって屋根が破損する可能性があります。
屋根が破損すると、屋根の内部に雨水が侵入したり、屋根自体が吹き飛んでしまったりするケースもあります。

最後に、住宅自体が劣化します。
屋根の劣化なのだから、住宅自体に影響は及ばないだろうと考えている方もいらっしゃるかもしれませんが、その考えは間違っています。
屋根塗装を行わず、色あせした状態にしていると、先ほどご紹介したように雨漏りや劣化につながります。
さらに、住宅の強度が失われたり、シロアリが発生したりすると、屋根が劣化しただけでは済まず、住宅自体が劣化してしまいます。

このように、屋根が色あせたまま放置していると、さまざまな危険があるため、色あせしている場合は、すぐに補修することをおすすめします。
また、屋根は、外壁に比べて直接的に紫外線や雨風の影響を受けやすいので、定期的なメンテナンスを行うことをおすすめします。

□屋根塗装の色あせの原因とは?

では、そもそも色あせする原因とは、何なのでしょうか。

 

1つ目の原因は、顔料の色素の結合が切断させることです。
顔料とは、溶剤に溶けない粉末の着色剤で、屋根を塗装する塗料や絵の具に用いられている原料です。

 

世の中の全てのものは、原子同士が結びつき物質を形成していて、顔料も同じように原子同士の結合によって構成されています。
原子同士を結んでいるエネルギーを結合エネルギーといい、この結合エネルギーによって原子同士の結びつきを示せます。
顔料の結合エネルギーの場合は、主に太陽光の紫外線が顔料の持つ結合エネルギーよりも上回るので、紫外線によって顔料の色素結合が切断されていると言えます。

 

2つ目の原因は、化学変化が起こっていることです。
化学変化の中には、鉄に錆ができるといったような酸化がありますが、実は屋根でも化学変化が起こっているのです。
化学変化は、酸素や水、熱によっても引き起こされ、屋根の場合、日光の熱によって化学変化が起こっています。

□屋根塗装の色を決めるときのポイントとは?

最後に屋根塗装の色を決めるときのポイントについてご紹介します。

 

まずは、外壁との相性を考えましょう。
屋根の色を決める際に忘れてはいけないのが、外壁の色との相性です。
個性的に見せたい場合、シンプルに見せたい場合、ナチュラルな印象を与えたい場合など、人によってどのように見せたいかは異なりますが、外壁との相性が悪いと見た目が良くなりません。
せっかく塗装をしたのに失敗してしまったということがないように、外壁と相性の良い色を選ぶことをおすすめします。

 

次に、近隣の住宅や街並みとの相性を考えましょう。
外壁の色との相性だけではなく、近隣の住宅や街並みとの調和を考慮することも屋根の色を選ぶ上では、大切なポイントです。
例えば、落ち着いた色の住宅が並んでいる中、一軒だけ奇抜な色の住宅にしていると、かなり目立ってしまいます。
ブラウンやベーシックなどの色味であれば、気にする必要はありませんが、個性的な色にしたい場合は、景観との調和を意識することをおすすめします。

 

また、屋根の色を選ぶ際におすすめしない色は、白系の色と原色の色です。

 

白系の色は、日常的に生活していて実感するように、汚れが目立ちやすい色なので、屋根塗装の色に選ぶことをおすすめできません。
屋根は、日々雨風や土埃を浴びているので、汚れが目立ちやすくなると、住宅の外観の見た目も悪くなってしまいます。

 

しかし、白系の色は、熱を吸収しにくい色なので、室内の暑さをどうにかしたいという場合は、白系の色を検討しても良いでしょう。

 

また、赤や青などの原色系の色に憧れている方もいらっしゃるかもしれませんが、原色系の色は、色あせが目立ちやすくなるのでおすすめできません。
色が濃いほど、色あせが目立ちやすいので、こまめに屋根の色を塗り替えても良いという方であれば、好みの原色の屋根にするのも良いでしょう。

□まとめ

今回は、屋根塗装の色あせを放っておくとどうなるのか、屋根塗装の塗料の色の選び方をご紹介しました。
屋根塗装の色が色あせている場合は、放っておくと住宅自体が劣化してしまうので、早めに補修するようにしましょう。

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