2023.2.28
屋根塗装をお考えの方へ!屋根塗料の種類や機能についてご紹介します!
屋根を塗装する際は、種類によって機能が異なりますのでお悩みの方も多いでしょう。
屋根塗装によって外観を綺麗に見せられたり、住宅の性能が高められたりするので、自分たちの理想に合った塗料を選ぶと良いでしょう。
そこで今回は、屋根塗料の種類と性能についてご紹介します。
□屋根塗料の種類について
屋根塗装は、外観を美しく保つだけでなく、住宅の機能を維持する役割もあります。
しかし、屋根塗料にはたくさんの種類があるため、住宅にあった塗料を選ぶためには塗料に関する基本的な知識が必要です。
人気の屋根塗料には、5つの種類がありますので1つずつご紹介します。
1つ目は、アクリル塗料です。
最も値段が安いアクリル塗料は、耐用年数が約5〜7年で、紫外線に弱いです。
他の塗料に比べると耐久性が低いことがデメリットですが、アクリル塗料は扱いが簡単なため、自分で屋根を塗装できることがメリットです。
2つ目は、ウレタン塗料です。
アクリル塗料の次に値段が安いウレタン塗料も、紫外線に弱く耐用年数が約8年です。
塗装した際に光沢が出ることや、やわらかい弾力のある質感が特徴で、ひび割れしやすい屋根との相性が良いことがメリットです。
3つ目は、シリコン塗料です。
最も人気があるシリコン塗料は、耐用年数が約13年です。
耐水性や耐熱性があるため、屋根が雨水や紫外線で屋根が劣化するのを防ぐ効果があることが大きなメリットと言えます。
シリコン塗料には、水性、油性1液型、油性2液型の3種類あり、それぞれに特性が異なるので、確認して利用することをおすすめします。
4つ目は、フッ素系塗料です。
耐候性が高く、耐用年数は約18年です。
屋外の自然環境に耐性があるため、常に紫外線や雨水で晒される屋根には最適であると言えます。
また、フッ素系塗料は親水性を持っているため、雨の時に屋根の汚れやほこりを一緒に流してくれる効果もあります。
5つ目は、無機塗料です。
無機塗料にも優れた耐候性があり、耐用年数は約20〜25年と大変長持ちします。
高額なものが多いですが、耐候性に優れており、表面に汚れがつきにくい性質があることが特徴です。
無機塗料は扱いが難しいため、無機塗料を使用する場合は塗装業者に依頼することをおすすめします。
□特殊機能の有無について
屋根塗料を特殊機能によって選ぶ場合は、シリコン塗料の中から遮熱・断熱・光触媒の効果の有無を選ぶことができます。
同じシリコンでも特殊機能の有無によって、さまざまな違いがあるため塗料の種類とともに確認しておきましょう。
・遮熱塗料
屋根が紫外線を吸収するのを防ぐため、室内の温度上昇を減らすことができます。
夏場は、部屋が暑くなりすぎないため快適に過ごせますが、冬の寒さを防ぐ機能はありません。
・断熱塗料
太陽の熱を吸収しづらく、屋内の熱を逃がさない特徴があります。
夏場は屋外から熱が侵入することを防ぎ、冬場は屋内の熱が逃げることを防ぐので、夏場も冬場も快適に過ごせます。
・光触媒塗料
太陽の光で外壁の汚れを浮き上がらせて、雨水と一緒に汚れを流してくれる特徴があります。
通常のシリコン塗料よりも値段が高いことがデメリットですが、紫外線に対する耐久性が高いため、耐用年数も通常のシリコン塗料より長いことがメリットです。
また、遮熱性や断熱性があると屋内を快適に過ごせるだけでなく、室温を調整するためのエアコン代の節約になるので、電気使用量が減ることも大きなメリットとして挙げられます。
塗料の機能を重視するのか、値段を重視するのかで、屋根塗料を選択すると良いでしょう。
□屋根塗装の際に知っておきたいポイントについて
塗料の種類ごとに機能をご紹介しましたが、耐久性以外にも知っておくと良いポイントが2つあります。
屋根塗装を終えた後に後悔しないためにも、ポイントについて十分に把握しておきましょう。
1つ目は、塗料の色によって遮熱効果が異なることです。
洋服でも、色素が濃く暗い方が熱を感じやすく、薄く明るい方が熱を感じづらいですよね。
屋根も同じように、遮熱塗料を選んだとしても、濃く暗い色は、薄く明るい色よりも遮熱性が低くなってしまいます。
希望の色を取り入れたいのか、遮熱性を高めることを重視するのかで、塗料の色を選ぶと良いでしょう。
2つ目は、屋根の表面温度と室内温度の関係性です。
遮熱塗料や断熱塗料の効果は、目に見えませんが、どれほど効果があるのでしょうか。
一般的に、室内温度を2度下げると夏場のエアコン代が10%節約できます。
遮熱塗料や断熱塗料を使用すると、室内を快適に過ごせるだけでなく、電気使用量も抑えられることを意識して塗料を選ぶこともおすすめです。
□まとめ
本記事では、屋根塗装をお考えの方に塗料の種類と機能についてご紹介しました。
屋根塗装は、部屋を快適に過ごすために必要なメンテナンスです。
塗料を選ぶ際には、耐用年数と性能に重点を置いてみると良いでしょう。
当社でも屋根塗装に携わっています。
リフォーム工事の際には、アドバイザーがお客様の負担を少しでも減らすために、リフォームローンの活用術をアドバイスさせていただきます。