2023.6.14

外壁塗装の2色塗りのコツや塗り方の種類を解説します！

外壁塗装の醍醐味は、自分好みの色使いや色分けを駆使して、積極的に個性を出していくことです。
個性の出し方の1つとして人気なのが、2色塗り、いわゆるツートンカラーです。
今回は、外壁塗装におけるに色塗りについて、コツや失敗しないためのポイント、色分けの種類などを多岐に渡り解説します。

□外壁塗装の塗り方の種類とは？

外壁塗装には、主に以下の3つの塗り方が存在します。
・単色塗り
・多色塗り
・クリヤー塗装

単色塗りは、その名の通り1色の塗料を使用してベタ塗りする方法を指し、最もシンプルかつ最も基本的な塗装方法だといえます。

工期も短く、比較的安価で行えるため、手軽に外壁のメンテナンスを行いたいという方に特に好まれている方法です。

それに対して多色塗りは、多くの場合2色の塗料を使い分けて塗装する方法のことを指し、高度なデザイン性を誇ります。
慣れてくると、よりレベルを高めるために3色を使用することもできるため、回数を重ねてから試してみると良いでしょう。

クリヤー塗装は、これらの2つと比べると異質な方法です。
クリヤーの名の通り、透明の塗料を塗る方法のことを指し、木目調サイディングのような外壁に対し、外壁自体のデザインを損なわずに外壁の機能を取り戻すために使用されることがあります。

あくまで透明なため、もともとのデザインを活かすことはできますが、傷や汚れなどを隠すことはできない点には注意が必要です。

2色塗りは、さらにいくつかの塗り方に分類できます。

ツートンカラーといえば、この1階と2階でセパレートする方法がまず第一に思い浮かぶでしょう。

この塗り方をする際に意識すべきは、上下の濃淡です。
1階に濃い色、2階に淡い色を塗ると、全体的にどっしりとした印象を与えられるのに対し、逆に1階を淡く、2階を濃くするとスタイリッシュな仕上がりになります。

また、これらの印象は色によっても左右されます。
黒や紺色などは落ち着いたイメージを、白や水色などはさわやかなイメージを与えるので、自分好みの印象を与える色を選ぶようにしましょう。

上下階でのセパレートに慣れて、1つレベルを上げてみたいと考えている方は、縦のラインでセパレートしてみるのも良いでしょう。
縦の太いラインを入れ、中央部分だけを色分けするなどしてみることで、アクセントとして新たな印象をもたらすことができます。

例えば、白い外壁に紺色の縦のラインを入れればクールに決められますし、ベージュにピンクの縦のラインを入れれば優しい印象をもたらすことができます。

縦のラインでのセパレートは、特に初めは難しいため、ある程度慣れてきてから試すのがおすすめです。

その他にも、建物のベランダのような出っ張り部分の色を変えてみたり、ワンポイントで色を変えてみたりといったように、工夫の方法も様々なため、自分好みの外壁を目指してみてください。

2色塗りを行う際には、以下のような点に特に注意するようにしましょう。
・比率は6：4、7：3程度を目安にする
・色の組み合わせは同系色にする
・周囲の環境から浮かないようにする

まずは、外壁をツートンカラーにする場合の基本的な比率を抑えておくことが大切です。
上下セパレートや縦セパレートの場合、2色の割合が6：4～7：3程度になるようにするのをおすすめします。

ワンポイントだけ色分けしてアクセントを持たせる場合にはこの限りではありませんが、純粋なセパレートの場合、この比率を基準にすることでバランスよく見えることを覚えておきましょう。

同時に、色選びに関しても注意点があります。
それは、色の系統をできるだけ近づけるということです。

配色に関する失敗として多いのが、使用する2色の系統が異なりすぎていて、まとまりがなくなってしまうという事例です。
そのような失敗を防ぐためには、一般的に白とグレー、黒とグレー、クリーム色とベージュなど同系色の色でまとめることが大切だといえます。

慣れるまでは、無難な同系色の中から選択することを心掛けましょう。

そして、周囲の環境から浮かないようにすることも忘れてはなりません。

そもそも、現在の多くの日本家屋の外壁は、白やベージュを基調とした単色でまとめられていることが多いです。
そのような落ち着いた色の住宅地の中で、一軒だけ赤や青などの原色を使用してしまうとかえって悪目立ちしてしまいます。

色でオリジナリティを出すことはもちろん大切ですが、周囲の環境に配慮するのを忘れないようにしましょう。

今回は、外壁塗装における塗り方の種類や2色塗りのコツ、失敗しないためのポイントなどについて、詳しくご紹介しました。
今回ご紹介したポイントをもとに、ぜひ個性あふれる外壁を目指してみてください。

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