2023.7.5
断熱塗料のメリット、デメリット
目次
断熱塗料のメリット、デメリット
断熱塗料とは、外からの熱を防ぎ、室内の温度を快適に保つ効果があるため、人気の外壁塗料です。「断熱塗料の効果を知りたい」「断熱塗装したいけど、費用はどれくらいかかるの?」このように、断熱塗料の効果を詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。断熱塗料は断熱効果以外にも、防音効果があったり光熱費を削減できたりとさまざまな機能があります。家の中を快適に保ってくれる断熱塗料について、詳しく解説します。断熱塗装に少しでも興味がある方は、ぜひ読んでみてください!断熱塗料のメリット。
室内の温度を快適にする
断熱塗料には、夏でも冬でも室内の温度を快適にしてくれる機能があります。
夏の日差しの影響による室内の温度上昇を抑えてくれたり、冬の時期には暖房で暖めた室温を保つ効果があったりと、季節を問わず快適に過ごせます。
節電効果がある
断熱効果により、冷暖房の使い過ぎを予防して電気代が節約できる。
断熱塗料は、一年中室内の温度を快適に保ってくれるので、一般塗料に比べてエアコンの使用頻度を減らせる可能性が高いです。
冷暖房機器の効率を上げることで、節電対策となり光熱費の削減にもつながるのです。
音を小さくする効果がある
断熱塗装をした建物は、外部からの騒音や雨の音、屋内からの話し声などの音漏れを防いでくれます。
断熱塗料は複数のセラミックで隙間なく覆われているため、一般塗料に比べて表面が厚くなります。
表面が厚いほど、効率よく音を反射できるため、断熱塗装した建物は音を跳ね返して、内部からの音漏れを防いでくれるのです。
また断熱塗料には、音の振動を小さくする効果もあります。
音は空気の振動により発生します。
塗装表面のセラミックの効果により、内部に侵入してきた振動を軽減することで音が小さくなるのです。
結露の発生を抑えられる
断熱塗料を塗装すると結露の予防につながります。
結露には温度変化が関係しており、室内と室外の温度差が大きいほど発生しやすくなります。
断熱塗料を塗った外壁や屋根であれば、室内と同じ温度に近づくため差が小さくなり、結露の発生を抑えられるでしょう。
断熱塗料のデメリット
値段が高い
断熱塗料は、遮熱塗料や一般塗料に比べて塗料価格が高い傾向にあります。
しかし耐用年数が15〜20年ほどと耐久性に優れているので、耐用年数5〜7年程度の安価なウレタン塗料やシリコン塗料を何度も塗るよりは経済的です。
効果が実感できない場合がある
高価な断熱塗料を塗装しても、断熱効果が実感できない可能性もあります。
部屋が暑くなる原因は多数あり、断熱塗料ですべて解決することは難しいです。
また、近年ではもともと断熱材が使用されている住宅が多いため、断熱塗装をしても効果を感じられないケースもあります。
断熱塗料が効果を発揮しやすい家には、以下のような特徴があります。
・屋根が金属系の建物
・屋根の真下にリビングがある家
・断熱性能が低い家
・窓などの開口部が大きい家
断熱工事には、断熱塗料以外にも断熱パネルを入れたり窓ガラスを二重にしたりする方法があります。
建物の状態や生活スタイルによって最適な断熱工事が異なりますので、まずは自宅の現状をチェックする住宅診断がおすすめです。