外壁に使用する色として、皆さんはどのような色を思い浮かべるでしょうか。
日本国内では、白やベージュなど淡い色が多い印象がありますが、実は茶色も外壁塗装に適した色なのです。
今回は、外壁塗装で茶色を使用するメリットと色選びのポイントをご紹介します。
□茶色を選ぶメリットとは?
*汚れが目立ちにくい
1つ目のメリットは、汚れが目立ちにくいという点です。
土埃や雨染み、コケやカビなど様々な汚れが目立ちにくいため、常に綺麗な見た目を保ち続けることができます。
一方で、このメリットは経年劣化に気づきにくいというデメリットにも繋がる可能性があります。
経年劣化に早期段階で気づくためにも、塗料の性質や性能に合わせて定期的に点検を行うことが大切です。
*落ち着いた印象を与える
一概に茶色といっても、濃い茶色から薄い茶色まで様々な種類が存在します。
豊富なバリエーションを備えていますが、全体的に見て落ち着いた印象を与えられる点がメリットです。
木に近い色でもあるため、ナチュラルテイストが好みの方や木目調が好きな方にもおすすめできる色だともいえます。
また、白木や天然木のような薄めの茶色を使用すれば、アメリカンテイストなカントリー調を演出することもできるでしょう。
*他の色を合わせやすい
同時に、ツートンカラーにしたいときやアクセントカラーを入れたいとき、屋根とのコントラストをつけたいときなど、何色かと組み合わせる際にも茶色は効果的です。
似た系統のベージュやクリーム系の色と組み合わせるのもよし、白とのコントラストや赤・オレンジ系の明るい色と合わせて使用するもよしですので、自分の好みとイメージに合った組み合わせを試してみましょう。
□外壁塗装の色選びで押さえるべきポイントを解説!
色選びでぜひ抑えておきたいポイントとして、主に以下のようなものが挙げられます。
・時間帯や天候
・外壁のツヤ
・周囲の風景とのバランス
まずは、時間帯や天候によって色の見え方が変わるということを押さえておく必要があります。
屋外では夕日の影響で赤みが増して見えたり、雨天の際には普段よりも暗めに見えたりといったように、条件によって見え方が変わるためです。
この性質を利用して、条件による色の変化を楽しめる色選びができると面白いかもしれませんね。
また、塗料のツヤによっても印象が変わります。
塗料にはツヤがあるものとないものが存在し、そのツヤの有無でも印象が変わってくるのです。
ツヤがあれば色が明るくピカピカした色に、なければ暗く落ち着いた色に見えるため、その点も理解しておくと良いでしょう。
さらに、周囲の街並みとのバランスを見て決めることも大切です。
白い家が立ち並ぶ中に、1軒だけ鮮やかな色を使用していては、どうしても周囲から悪目立ちしてしまいます。
周囲の景観とマッチできているかを確認して色を最終決定するようにしましょう。
□まとめ
今回は、外壁塗装では少しマイナーな茶色を使った塗装のメリットや、塗装における色選びのポイントをご紹介しました。
汚れが目立ちにくいというメリットもあれば、経年劣化に気づきにくいというデメリットもあったりと一長一短なため、適切に選択するようにしましょう。