変性シリコンの特徴や強みを解説します!


「変性シリコン」は近年、コーキング工事の現場でよく見るようになったコーキング材の一種です。 コーキング材には、シリコン系やウレタン系など様々な種類が存在しますが、今回はその中でもシリコン系に分類される変性シリコンについてご紹介します。

□コーキング工事ってなに?

変性シリコンの説明に入る前に、まずはコーキング工事について簡単にご紹介します。 コーキング工事とは、外壁の継ぎ目を埋める工事のことを指します。 コーキング材で劣化した外壁の繋ぎ目を埋めて雨漏りを防ぐことができるため、基本的にはどのタイプの建物でも行うことになる工事です。 一方で、コーキング工事を施した箇所は、風雨や紫外線などの影響を受け、経年劣化が起こることがあります。 そのため、定期的な補修の必要が出てきます。 経年劣化したコーキング材をさらに放置しておくと、それだけで痩せて縮んでしまったり、ひび割れが起きたりします。 そうならないためにも、定期的な点検を心掛け、早めに退所するようにしましょう。 また、コーキング工事はシーリング工事と呼ばれることもあります。 工事を行う業者によって呼び名が変わるため、どちらも同じ工事内容だということを覚えておいてください。

□変性シリコンの特徴と通常のシリコンとの違いをご紹介!

*シリコン

変性シリコンについてお話しする前に、まずは通常のシリコンについてご紹介します。 シリコンは、主にガラス周りやキッチン周辺、サッシの周りなどに施工されることが多いです。 基本的に、安価で調達しやすいコーキング材として知られていますが、実はこのシリコンコーキングの上からは塗装が行えないという弱点があります。 それは、充填後にシリコンオイルが染み出すことで、塗膜とコーキング部分の密着性が保たれないことが原因です。

*変性シリコン

では、変性シリコンの場合はどうでしょうか。 変性シリコンは、硬化させた後なら塗装することが可能です。 しかし、成分中の可塑性が塗料を汚染する可能性があることには注意する必要があります。 さらに、変性シリコンはサイディングでできた家の目地や屋根材、コンクリートの目地、大きな金属類への使用など、多様な範囲に幅広く使用されている点も大きな特徴だといえます。

□まとめ

今回は、コーキング材の一種である変性シリコンについて、そもそもコーキング工事とはどのようなものなのかや通常のシリコンと変性シリコンの違いをご紹介しました。 変性シリコンは数多くのケースで使用できるコーキング材であるため、ご自身の住宅に使用できるのか確認するようにしましょう。

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