ウレタン系塗料の特徴と使用するメリットをご紹介!


ウレタン系塗料は建物の外壁や内部の塗装に用いられる、代表的な塗料の一種です。 一般的に、シリコン系塗料と比較されることの多い塗料ですが、そもそもウレタン系塗料にはどのような特徴があるのでしょうか。 今回は、ウレタン系塗料の特徴と使用するメリットをご紹介します。

□ウレタン系塗料とはどんなもの?

ウレタン系塗料は、その名の通りウレタン系の樹脂を主成分とした塗料のことをいいます。 樹脂の中でも柔軟性や光沢がある点が特徴で、建築の外壁や家具などの塗装として幅広く用いられています。 近年ではシリコン系塗料のシェア率が増加傾向にありますが、ウレタン系塗料はこのような特性を持つことから木部や塩ビ、鉄部など様々な箇所に塗装できる塗料として現在も使われています。 そんなウレタン塗料とシリコン塗料との大きな違いは、弾力性です。 ウレタン塗料はシリコン塗料と比べて柔らかく弾力性がある点が特徴で、ひび割れが起こりやすい外壁に使用されることが多くあります。 割れ目から水が入り込むことを防げるため、外壁の補修塗料として使われることが多いです。 さらに、防水性や撥水性の高さもポイントです。 ウレタン塗料の特徴から、シリコン塗料よりも傷が付きやすい点が弱点ですが、防水性や撥水性に優れているためほこりや汚れが落ちやすいという長所も存在します。 一方、ウレタン塗料は紫外線に対する劣化が早いという弱点も存在します。 屋外に使用することも多くありますが、その際には日が当たりづらい箇所に施工されることが多いです。 また、ウレタン塗料を塗装した後に上からモルタルで表面を保護することもあります。

□ウレタン系塗料で塗装するメリットをご紹介!

*塗膜の高級感

1つ目は、高級感のある塗膜を作ることができる点です。 先ほどもご紹介したように、ウレタン系塗料には光沢があるため、光沢やツヤ感が好きな方には特におすすめです。 この場合、外壁への塗装だけではなく家具やフローリングの仕上げにも向いているといえます。

*弾力があり、自分でも塗装できる

2つ目は、ウレタン塗装の塗料には弾力があり扱いやすいため、自分の手で簡単に塗装できる点です。 また、ウレタン塗料の塗膜は硬化した後でも柔らかいため、建物に強い力がかかってもひび割れしにくい点も評価できます。 建物は基本的に、強い力によりひび割れが発生しますが、ウレタンで塗装することでそのひび割れ自体を防ぐことができるのです。

*メンテナンスのしやすさ

他の塗料に比べてメンテナンスがしやすい点もメリットだといえます。 ウレタン塗料は傷に強く、素地が痛みにくいため、ひび割れしやすい外壁でも下地処理に手間がかかりません。

□まとめ

今回は、ウレタン系塗料の概要や他の塗料との違いに加え、ウレタン系塗料で塗装するメリットをご紹介しました。 もちろんウレタンにもシリコンにも良い面・悪い面があり、塗装の目的によって使い分けることが非常に大切です。 本記事を参考に、ウレタン塗料の使用も検討してみてください。

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