モルタルの外壁は、多種多様な種類が存在する外壁材の中でも比較的人気の高い素材の1つです。
そんなモルタルも、もちろん定期的な塗装やメンテナンスが大切ですが、その際どのような色を選ぶべきなのか判断が難しいと考える方もいらっしゃるでしょう。
今回は、モルタル仕上げの種類と特徴に加え、モルタルで使用される色の種類と選び方をご紹介します。
□モルタル仕上げの種類と特徴をご紹介!
1.リシン吹付
リシン吹付は、砂を混ぜた吹付により、独特の落ち着いた風合いを出すことができます。
表面はざらざらになり、マットで温かみのある雰囲気に仕上がる点も特徴で、その他の方法より初期費用も安めです。
2.スタッコ吹付
スタッコとは、石灰と水でできた建築素材のことをいい、スタッコ仕上げでは、さらに骨材を混ぜて5~10mm程の厚さで吹き付けたもので、高級感・重厚感に優れた仕上がりになります。
素材そのものに厚さがあるため、リシンよりも耐久性が高いことも特徴ですが、凸凹しているため汚れやすいです。
3.吹付タイル
吹付タイルはタイルガンという専用の機材を用いて3回塗りで仕上げる方法のことをいいます。
こちらは、スタッコとは対称的に骨材を使用していないため、比較的柔らかくひびが入りにくいため、耐久性を重視したい方におすすめの方法です。
仕上げ方にも様々な種類があり、特徴的なのが中粒仕上げと押さえ仕上げです。
前者は凹凸をあえて付ける方法、後者は逆にコテやローラーで表面を押さえつける方法だと覚えておきましょう。
□モルタルの外壁の色の種類や選び方を解説します!
モルタルの外壁には、基本的にグレーやベージュ、茶色などが主に使用されていることが多いです。
最近では、オレンジやグリーン、ブルーといった鮮やかな色を選択するケースも増えてきています。
比較的自由に色を選ぶことができますが、外壁の色を選ぶ際には、住宅のデザインや周囲の環境との調和が大切です。
例えば、暖色系の色は温かみがあるため、住宅の印象をより鮮やかにしてくれる一方で、寒色系の色は清潔感や高級感を与えてくれます。
また、森林付近のような緑の多い地域ではグリーン系が、海に近い地域ではブルー系がマッチするといったように、周辺の環境によっても適切な色は変わってくるため、意識して選ぶようにすると良いでしょう。
□まとめ
今回は、モルタルの外壁に使用される仕上げの種類や特徴、色の選び方のコツなどを詳しくご紹介しました。
特に仕上げの方法は様々で、それぞれに特徴があるため、どの方法が適切なのかを考えながら実装していくようにしてください。