1液型塗料と2液型塗料の違いについて説明します。


1液型塗料と2液型塗料の違いについて

硬化剤を混ぜ合わせるかどうかの違い

1液型塗料、2液型塗料の大きな違いは、塗料単体で使用できるか、塗料と硬化剤2缶を混ぜ合わせて使うかどうかの違いです。 1液型は1つの塗料を水やシンナーで薄めて使用します。 2液型には塗料(主剤)と硬化剤の2缶がついているので、これらを混ぜ合わせてから水やシンナーで薄めて使用しなければなりません。 また、2液型は主剤と硬化剤を混ぜ合わせると「硬化」が進み、すぐに使用しなければ固まってしまいます。  

耐用年数が違う

1液型と2液型の耐用年数は、シリコン塗料の場合メーカー表記ではどちらも「12〜15年」とされています。 しかし、2液型は硬化剤を混ぜて塗装するため、1液型よりも耐候性が有ります。 そのため、外壁塗装や屋根塗装などのメンテナンスが大変な場所には、2液型が使用されることが多いです。  

1液型のメリットとデメリット

メリットは価格が安く手間がかからないこと

1液型のメリットは価格が安い傾向にあり、硬化剤を計量するなどの手間がかからないことです。 1液型のほうが2液型よりも価格が安く設定されている傾向にあります。 また、塗料を水またはシンナーで薄めるだけですぐに使用できるので、攪拌の手間も省けます。 さらに、1液型は塗料に硬化剤を使用しないため、その日に残った塗料も硬化することはなく、「半年〜1年程度」は使用することができるのもメリットと言えるでしょう。

デメリットは使用箇所が限られること

安価で手間がかからない1液型ですが、2液型と比べ密着力や耐候性に劣る傾向がある為、使用箇所が限られることがデメリットです。  

2液型のメリットとデメリット

 

メリットは汎用性が高く、耐久性にも優れていること

2液型の塗料は汎用性が高く、耐久性に優れていることがメリットです。塗膜が強靭なため、さまざまな場所に使用できます。 また、高い密着性で外壁や屋根にしっかりと密着し、紫外線や雨風などからも外壁や屋根を守るので耐久性も高く、長持ちします。  

デメリットは価格が高く手間がかかること

汎用性が高く、耐久性にも優れている2液型ですが、1液型よりも価格が高く使用に手間がかかることはデメリットと言えるでしょう。 2液型の価格は、1液型よりも高い傾向にあります。 また、使用時には主剤と硬化剤を計量、攪拌してから水やシンナーで薄めるため、とても手間がかかります。 さらに、主剤と硬化剤を混ぜ合わせた瞬間から「硬化」が進むため、混合したら3〜5時間程度で使い切らなくてはなりません。 主剤と硬化剤をキチンと計量攪拌しないと、本来の塗料の性能を発揮できないどころか、1液型塗料よりも性能が落ちてしまいます。 なので2液型塗料を使用する場合は、きちんと取り扱いのできる業者さんに工事を依頼しましょう。          

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