2023.11.28
ガルバリウム鋼板の屋根材の種類とは?ガルバリウムの屋根材の種類とメリットを解説!
屋根材の選択は、家づくりやリフォームにおいて重要な要素です。
中でも、ガルバリウム鋼板の屋根材に対する特徴を知りたいという方も多いのではないでしょうか。
屋根材の特徴は、暮らしに影響を与えます。
そこでこの記事では、ガルバリウム鋼板の屋根材の種類とその特性、さらにはメリットについて解説します。
◻︎ガルバリウム鋼板の屋根材の種類とは?
1.横葺き
横葺きは、屋根全体に対して横方向にガルバリウム鋼板が配置される形状です。
このタイプは、屋根の傾きが2.5寸以上でなければ施工が不可能という制約があります。
断熱材の有無で二つのサブカテゴリーに分けられ、断熱材ありの方が高価ですが、リフォームでよく選ばれます。
2.縦葺き
縦葺きは、屋根全体に対して縦方向にガルバリウム鋼板が配置されます。
この形状は、0.5寸以上のゆるい勾配からも対応可能で、施工が簡素で費用も抑えられます。
3.瓦調葺き
瓦調葺きは、瓦の外観や重厚感を模倣したガルバリウム鋼板を使用します。
このタイプのメリットは、瓦の美観を保ちつつ軽量化が可能であることです。
4.折板葺き
折板葺きは、大きな建物に適した強度と経済性を持ち合わせています。
このタイプは、工場や倉庫、ショッピングモールなどの大規模な建物でよく使用されます。
一般住宅での採用は少ないものの、下地が不要な場所での使用が多く見られます。
◻︎ガルバリウム鋼板屋根のメリットとは?
1.耐久性の高さ
ガルバリウム鋼板の屋根材は、亜鉛とアルミの合金によって、高い耐久性を誇ります。
この特性により、一般的なスレート屋根よりも長持ちするため、特に積雪地域や沿岸地域でおすすめです。
2.耐熱性の優れた性能
ガルバリウム鋼板は、熱に強いアルミニウムが多く含まれているため、高い耐熱性を持っています。
これにより、炎天下でも性能が低下することが少なくなるでしょう。
3.耐震性に富む構造
ガルバリウム鋼板の軽量性と強度が、地震発生時に建物へのダメージを最小限に抑えます。
特にカバー工法での使用が多く、既存の外壁材を撤去せずに新しい外壁材を貼り付ける方法で利用されます。
4.加工の容易さ
ガルバリウム鋼板は、加工が容易で多様な形状の屋根に対応可能です。
最近では、紫外線対策製品も開発されており、さまざまなニーズに応えています。
◻︎まとめ
ガルバリウム鋼板の屋根材は、多様な種類と特性を持ち、それぞれに明確なメリットがあります。
耐久性、耐熱性、耐震性といった優れた性能を持っているため、ぜひこの記事を参考に、自分たちの暮らしに合った屋根材を選びましょう。