2023.12.20
外壁サイディングの劣化を見逃すな!火災保険を活用して修繕できる?
自宅の外壁は、家を守る重要な要素です。
特にサイディングの劣化は、見た目の問題だけでなく、家全体の安全性にも影響を及ぼします。
しかし、修繕費用は高額になることが多く、経済的な負担が大きいのが現実です。
そこで注目されるのが、火災保険の活用です。
火災保険は、外壁の損傷に対しても適用される場合があり、適用されれば修繕費用を大幅に抑えられます。
この記事では、外壁サイディングの劣化のサインを見極め、火災保険を上手に活用する方法をお伝えします。
□外壁サイディングの劣化サインとは?
1.チョーキングの発生
チョーキングは、外壁塗料の劣化が原因で発生する現象です。
外壁に白い粉が付着している場合、これはチョーキングのサインと考えられます。
この状態が見られたら、外壁の保護機能が低下している可能性が高いため、塗装の見直しを検討しましょう。
2.ひび割れの発生
外壁にひび割れが見られる場合、これはサイディングの劣化の明確な兆候です。
ひび割れは、雨水の浸入や外壁材のさらなる劣化を引き起こす可能性があります。
特に、構造クラックと呼ばれる幅広のひび割れは、早急な修繕が必要な状態を示しています。
3.塗膜の膨れや剥がれ
塗膜の異常は、外壁の劣化を示す重要な指標です。
塗膜が膨れたり、剥がれたりしている場合、これは内部に水分や空気が入っている証拠です。
この状態が放置されると、外壁内部への雨水の浸入や、さらなる劣化を招く恐れがあります。
□火災保険が適用される外壁サイディングの修繕条件
*火災、落雷、破裂・爆発、風災による外壁劣化
住宅火災保険は、火災や落雷、破裂・爆発、風災などが原因で発生した外壁の損傷に対して適用されることがあります。
例えば、台風による飛来物の衝撃や落雷による外壁の損傷は、保険の適用対象となる可能性があります。
*住宅総合保険による広範な補償
住宅総合保険は、住宅火災保険に加えて、より広範なリスクに対する補償を提供します。
この保険では自動車の衝突や暴動による破壊、泥棒による壁の損壊など、さまざまな原因による外壁の損傷が補償されることがあります。
住宅総合保険の内容は保険会社によって異なるため、自分の家に適した保険を選ぶことが重要です。
*保険適用のための条件と手続き
保険適用を受けるためには、いくつかの条件と手続きが必要です。
まず、損傷が保険の適用範囲内であることを確認します。
次に、保険会社に損傷の報告を行い、必要な書類を提出します。
そして、損傷の原因や程度を調査し、補償の可否が認められると保険適用されます。
□まとめ
外壁サイディングの劣化は、家の美観と安全性に直接影響を及ぼします。
チョーキング、ひび割れ、塗膜の異常、シーリング材の劣化など、さまざまなサインを見逃さず、適切な時期に修繕を行うことが重要です。
また、火災保険が適用されれば修繕費用の負担を軽減できます。
そのため、火災保険が適用されるかどうか視野に入れた上で、メンテナンスするようにしましょう。