2024.1.16
ウレタン防水とは?適切な工程とメンテナンスのポイントを解説!
ウレタン防水についての理解は、家や事業所のメンテナンス計画において非常に重要です。
実用主義者のあなたに向けて、この記事ではウレタン防水の特徴、適切な工程、メンテナンス方法を解説し、効果的な対策を採るための知識を提供します。
□ウレタン防水の基礎!密着工法と通気緩衝工法の工程の特徴
ウレタン防水は、特殊な塗料を用いて防水層を形成する工法で、屋上やベランダなどさまざまな場所に適用可能です。
この工法には、密着工法と通気緩衝工法の2つの主要なアプローチがあります。
1.密着工法
この方法では、プライマーを下地に塗布し、その上に防水塗料を重ねていきます。
メリットは、つなぎ目のない均一な防水層を形成できることです。
しかし、下地の状態に左右されるため、事前の下地調整が重要です。
5年程度でトップコートの塗り替えが必要な点も留意すべきです。
2.通気緩衝工法
こちらは通気性緩衝シートを使用し、ウレタン防水材を塗布します。
下地の影響を受けにくく、下地コンクリートからの水分による防水層の膨れを防ぎます。
改修工事にも適しており、脱気筒の設置が必要になる点が特徴です。
□ウレタン防水のメンテナンスとは?適切な補修タイミングと方法を紹介
ウレタン防水のメンテナンスは、その寿命や状態に応じて行われます。
1.トップコートの塗り替え時期
ウレタン防水の寿命は約10年ですが、色あせや変色が見られたらトップコートの塗り替えを検討しましょう。5年程度が塗り替えの目安です。
2.補修の必要性
表面のひび割れや膨れ、防水材の剥がれなどが見られた場合、リフォーム会社に点検を依頼して補修を行います。
全体的なひび割れや膨れがある場合は、雨漏りの原因になり得るため、早急な補修が推奨されます。
3.部分補修
小さなひび割れや浮きがある場合、部分的な補修が可能です。
切り取り、プライマーを塗布し、補強布を張り、ウレタン防水材を塗ります。
熱や鋭い物への注意も必要です。
4.雨漏りがある場合
雨漏りが発生している場合は、速やかな補修が必要です。
特に密着工法は水分を含んだ下地での施工により劣化する可能性があるため、通気緩衝工法への切り替えも一考です。
□まとめ
ウレタン防水は、適切な工程と定期的なメンテナンスを通じて、その優れた防水性能を最大限に活かすことができます。
密着工法と通気緩衝工法の適切な選択、定期的なトップコートの塗り替えや部分補修は、効果的なウレタン防水の実施に不可欠です。
これらの知識を活用して、長持ちする快適な環境を維持しましょう。